どんな内容が記載されているの?

車検証のどのあたりに、どんなことが書かれているのか見てみましょう。

どんな内容が記載されているの?

記載される内容は、①受検種別②検査時の点検整備実施状況③受検形態の三項目です。

① 受検種別

検査をどこで受けたかを表しています。指定整備工場で検査した車は「指定整備車」、国の検査場で検査した車は「持込検査車」と記載されます。
(指定整備工場などについては下のコラムを参照してください。)

② 検査時の点検整備実施状況

車検時に点検整備を実施し、その内容が点検整備記録簿に記載されていれば「点検整備記録簿記載あり」と記入されます。「点検整備記録簿記載なし」と記入された場合、車検時に点検整備を実施していない可能性がありますので、すぐに依頼先に確認しましょう。

③ 受検形態

誰が車検を通したかを記載しています。整備工場の場合は「指定整備工場」または「認証整備工場」、ユーザー自身の場合は「使用者」、それ以外の場合は「その他(使用者以外の者により受検が代行された場合)」と記載されます。

 
どんな内容が記載されているの?

▲備考欄 拡大イメージ

自動車検査証備考欄記載例

●例1 指定整備工場が定期点検整備と車検を実施した場合
   (ユーザーが指定整備工場に車検を依頼した場合)

[受検種別] 指定整備車
[検査時の点検整備実施状況] 点検整備記録簿記載あり
[受検形態] 指定整備工場

受験種別が「指定整備車」と記載されるのは、指定整備工場で車検と定期点検整備を受けた場合だけです。指定整備工場では車検を自社工場内で実施できるからです。

●例2 認証整備工場が定期点検整備を行ったうえで車検を実施した場合
   (ユーザーが認証整備工場に車検を依頼した場合)

[受検種別] 持込検査車
[検査時の点検整備実施状況] 点検整備記録簿記載あり
[受検形態] 認証整備工場

認証整備工場では国の検査場に車を持ち込んで車検を受けるため受験種別が「持込検査車」になります。ブレーキ装置などの分解整備ができるので、記録簿へのすべての記載も可能になります。

 

●例3 ユーザー以外が定期点検整備を行わずに車検を実施した場合
   (ユーザーが車検代行業者等に車検を依頼した場合)

[受検種別] 持込検査車
[検査時の点検整備実施状況] 点検整備記録簿記載なし
[受検形態] その他(使用者以外の者により受検が代行された場合)

ブレーキなどの分解整備ができない事業者に車検を依頼した場合、点検整備が実施できないため記録簿への記載もできず、点検整備の実施を求められる場合があります。

コラム:指定整備工場と認証整備工場
認証整備工場看板

▲認証整備工場看板

指定整備工場看板

▲指定整備工場看板

自動車の「分解整備」を行おうとする場合は、地方運輸局長の「認証」を受けなければなりません。この「認証」を受けた工場を「認証工場」と言います。
また、認証工場のうち、設備、技術、管理組織等について一定の基準に適合している工場に対して、申請により、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をした工場を「指定整備工場」と言います。
主な違いは、「認証整備工場」は国の検査場にクルマを持ち込んで検査を受けますが、「指定整備工場」は自社工場内で検査を行うことができます。そのため「指定整備工場」は「民間車検場」とも呼ばれています。

コラム:定期点検整備記録簿

1年点検や2年点検の法定点検で行った内容を記録する用紙で、点検または整備を行ったときは、必ず点検整備記録簿に記入する必要があります。過去にどのような点検整備をしたか、さらにそこから消耗部品の交換時期を知ることもできます。車検証とともにクルマに備え付けておくとよいでしょう。記録簿の保存期間は、自家用乗用車で2年、その他のクルマは1年となっております。

1年点検記録簿画像/2年点検記録簿画像

▲1年点検記録簿画像▲2年点検記録簿画像