そもそも車検と定期点検って何が違うの?

車検の合格ラインは、クルマの安全性や公害防止面で国が定める最低限の基準をクリアしていること。ですから、合格したからといって、次の車検までの安全性が保証されているわけではありません。たとえば、車検を行った時点でブレーキ・パッドが限界ギリギリまで減っていても、基準値以内であれば、車検は通ります。しかし、その後整備をしないで摩耗限界を超えて使用した場合、ブレーキの不良で事故を起こす、その他の装置までもが損傷するなど、不測の事態を引き起こしたり高額な費用が掛かったりする可能性も考えられます。

そもそも車検と定期点検って何が違うの?

▲点検整備済みステッカー

一方、定期点検整備は【予防整備】ともいわれるくらいですから、不具合箇所はもちろん、不具合になるおそれがある箇所を事前に点検・整備し、故障を未然に防ぐために行うものです。つまり、日常の安全走行や公害防止を確かなものとするために確実に実施する必要があるのです。
自家用乗用車の定期点検には、1年点検(車検と車検の間の年)と2年点検(車検時)があり、定期点検整備が完了すると、定期点検整備済ステッカーがフロントガラスに貼付され、確認することができます。

車検と定期点検の違いを一言でいうと、クルマの機能や性能が国の定められた基準に合っているかを検査するのが「車検」で、クルマを定期的に点検して故障やトラブルを起こさないように整備しておくのが「定期点検(定期点検整備)」です。

てんけんくん
コラム:ユーザー車検・車検代行

ユーザーまたは、ユーザー車検代行業者がクルマを国の検査場へ持ち込んで車検を受けることをいいます。
これらの場合、検査の前に点検整備を実施しないケースが多く見られ、整備不良によるトラブルが発生する可能性も高くなります。
交通事故分析センターの統計によれば、クルマが原因で起きたとされる交通事故の約60%が整備不良によるもので、そのうちタイヤとブレーキの整備不良だけで全体の83%以上を占めています。
点検整備の確実な実施により事故を未然に防ぐことができます。車検を受ける前だけでなく、常に点検整備を実施しておくことで、安全・安心な走行が可能になるのです。

整備工場とユーザー車検代行業者との違いをもっと知りたい方はこちら。
http://www4.jaspa.or.jp/jaspahp/user/uMOTmeasures/index.html