第1回 定期点検って何だ?
第2回 定期点検でエコロジー
第3回 定期点検をしないと・・・
第4回 定期点検はキチンと受けよう

愛車を末永く快適に使うためには、普段からクルマの状態を把握し、状態に応じた整備が必要です。特に、部品の消耗・劣化は、重大な故障につながります。
安心・安全なカーライフを送るために、予防整備といわれる定期点検の実施がポイントです。正しい知識を身につけ、故障予防のためにもプロによる定期的な点検を実施しましょう。

第2回 定期点検でエコロジー

運転中のトラブルの多くは、クルマの部品が、走行や時間の経過に伴って劣化・摩耗することで発生します。そうしたトラブルは、きめ細かな点検・整備を行うことで防ぐことができます。だからこそ、定期的な点検・整備が受けられる「定期点検」が必要なのです。

定期点検でエコロジー

日頃からきちんと整備されているクルマは、走行性能や安全が確保されるばかりではなく、本来の燃費性能や環境性能が維持され、セーフティードライブやエコドライブにつながります。
では、定期点検を行った後と前とでどのような差があるのでしょうか?

皆さんも聞き覚えがある「エンジン・オイル、オイル・フィルタ」「エア・クリーナ・エレメント」「タイヤの空気圧」の3項目を例にあげると……。

エンジン・オイルは、劣化すると潤滑性能が落ちて燃費が悪くなったりします。エンジン・オイル、オイル・フィルタを新品に交換するとエンジン性能が回復し、燃費やCO2排出量の改善が期待できます。

エア・クリーナ・エレメントは、空気中の浮遊粒子を除去してきれいな空気をエンジンに供給する役目があり、掃除機のフィルターのように目詰まりすると吸い込みが悪くなります。新品に交換すると吸い込みがよくなってエンジン性能が回復し、燃費やCO2排出量の改善が期待できます。

また、自転車のタイヤの空気が減ってくると自転車をこぐ力が必要になるのと同様に、タイヤの空気圧の低下は、負荷が増えて燃費が悪くなります。こまめに指定空気圧に調整することで燃費の改善が期待できるのです。

ちなみに3項目すべてを実施した場合の総合的な平均改善率は約2%で、点検整備の実施は燃費やCO2排出量の改善に対して十分な効果が期待できるといえます。

2%というと、少なく感じるドライバーもいると思いますが、全ての自動車が定期点検を実施した場合のCO2削減量は、樹齢80年の杉の木1億6千万本分のCO2吸収量に相当します。(日整連試算)
また、定期点検を実施することで、路上故障による渋滞や車のトラブルによる事故を防ぐことも、エコにつながると言えるのではないでしょうか。

26項目の点検整備を行う「1年点検」を確実に実施することは、クルマの性能や安全を守るだけでなく、人や環境にやさしい、ドライバーの社会的責任にも応えることになるのです。

愛車を定期的にチェックする「定期点検」で、暮らしを、地球を守りましょう。

出典:自動車エコ整備に関する調査検討会報告書、平成22年3月


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